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投資って何から始めたらいいの?〜つみたてNISAと少額投資

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突然ですが、この図を見て、「積立=少額投資」ではないのか?と疑問に思いませんでしたか?(ざっくり描いてしまったのでご愛嬌)

少額投資とは必ずしも積み立ててやるものではなく、また積立投資も必ずしも少額である必要はないということ、ここで覚えておいてください。

また同様に、「NISA=つみたてNISA」でもなければ、「つみたてNISA=必ずお得」というわけでもないということを言いたく、今回はつみたてNISAと少額投資について話していこうと思います。

 

 

結論から言ってしまうと、あまりよく考えず語感でつみたてNISAになびいたら機会損失が生まれると思っている、と思っています。

だからといってつみたてNISAが悪いわけじゃないんです!おすすめしないというだけで。

 

 

目次

 

 

つみたてNISAと一般NISAの違いは?

みなさん、お金のブログを読んでくださってるからには「つみたてNISA」は聞いたことがあると思いますが、一般NISAとの違いまで理解していますか?

まず前提として、NISA制度とは少額投資の促進を目的とした制度で、日本国民であればあまねく利用できます。

NISA口座を利用すれば、その年の1月1日~12月31日に口座の決められた枠内で、売却時に課税されないという約束で株式・投資信託等の購入ができます。

例えば2021年8月にNISA契約をし、10月にNISA預りで10万円の株式を買ったとします。その後、12月に12万円で売却をしたとして、本来であればその売却益(2万円)に対してかかる20.315% の税金が0になる、という形になります。またその間に受け取った配当金があれば、これも非課税となります。

 

①証券口座名義人の年齢によって「ジュニアNISA」適用になるか、「つみたてNISA」or「一般NISA」から選択になるか、がまず決まります。

満18歳以下:ジュニアNISA(子どもが生まれたから0歳の子ども名義でジュニアNISA口座を開設したい、と証券会社に連絡してくださるご家族がいらっしゃいます!)

ジュニアNISAの場合、年間に80万円分、非課税投資枠を得ることができます。ただし、子が18歳になる年までは払い出しができません(売却は可能だが出金ができない)。

ジュニアNISAの概要 : 金融庁

 

②つみたてNISAと一般NISAの特徴を比べてみましょう。

つみたてNISAと一般NISAは併用することはできず、変更したい場合は10~12月の年末に次の年のNISA口座種類変更の手続きを行うことができます。

 

つみたてNISAでは、

という特徴があります。

つみたてNISAの概要 : 金融庁

 

一方、一般NISAでは、

という特徴があります。

NISAの概要 : 金融庁

 

 

1年間の投資金額が40万円未満でも一般NISAを利用した方がお得!

さて、ここまでつみたてNISAと一般NISAをざっくり比較してきましたが、題の通り、「40万円も投資するつもりないしつみたてNISAでいいや…」「積立投資したいしつみたてNISAでいいや…」という考えは機会損失になりかねないということ、ここからお伝えしていこうと思います。

 

投資できる総金額が異なる

その年の1月には投資予定金額が10万円だったが、12月には手元に余裕資金が100万円あって、投資したくなった、ということが起きる可能性が誰にだってあると思いませんか?宝くじに当たる、保険契約が満了になって返戻金が発生する、ボーナスで思った以上に受け取れる、等々…。そんな時のために、枠は大きく持っておく方が良いと思います。備えあれば憂いなし(?)

 

NISA預りで購入できる商品が異なる

つみたてNISAでは購入できる投資信託がかなり限定的で、米国株式のインデックス連動やアクティブ投資信託は購入できません。2021年にかけて時価総額を伸ばしてきたテスラやNVIDIAといった有名な個別株式も購入することができないんです。ニュース等で「お、これいいな」と思った会社の株式を購入することができないと、投資妙味に欠けると個人的に思っています。

つみたてNISAで購入できる投資信託のリストは公開されているので、一般NISAにしたはいいものの、アクティブな投資信託は不安だ、という人はこのリストを参照しても良いかもしれません。

https://www.fsa.go.jp/policy/nisa/20170614-2/24.pdf

 

現行NISAがそもそも2023年までの制度である

金融庁のHPにも載っています。2023年までの制度なんです。つみたてNISAを選択した場合、40万円の枠をロールオーバー手続きなしに20年間ずっと受け取れるという点が大きな魅力だと思うのですが、その魅力、2023年に制度の変更があったら関係ないですよね。

しかも現行制度が2023年まででなかったとしても、一般NISAであればロールオーバーが何度でも可能なので、5年の期限が切れても次の年に新しく契約しなおすことで、再度5年の投資枠がもらえるんです。

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出処:金融庁HP

 

つみたてNISAでなくても積立・少額投資ができる!

これ、もう覚えて帰ってください!積立・少額投資はできます!

例えば、SBI証券で一般NISAの口座を開設したとします。NISA預りを指定して積立設定(つみたてNISAの積立と分けるため、「定期買付」と呼ぶ場合が多いです)・逐次の小額投資ができるんです。

NISA・つみたてNISA・ジュニアNISA|SBI証券

 

 

このように、一般NISAの方が、はるかに「お得度」が高いんです。

ちなみに、2023年に現行のNISA制度が終了後、新NISA制度として「2段階NISA」というものの導入が検討されています。(詳しくは検索してみてください)

 

 

いかがでしたか?

ためになったと思ったらぜひ★をお願いします:)